適切なマイク保持具・スタンドがあれば、録音は格段にやりやすくなります。レコーダー内臓マイク使用でも事情は同じです。
マイクロフォンには多くの場合専用のマイクホルダーが付属していますので、そのホルダーのネジ規格とスタンド(〜に相当するもの)のネジ規格を合わせる必要があります。
日本製で家電扱いのマイクに付属のホルダーやスタンドに多いのは5/16inchネジ(いわゆるJIS規格)。
業務用や施設備品は3/8inch(AKG規格。欧州のカメラも同じ)、ないしPF2/1(BTS規格)が標準的です。
他にも5/8(SHURE規格)があり、相互に変換できる各種のアダプターがあります。
マイクのネジ(=1/4inch)に変換するアダプターがあれば、手持ちの三脚や様々なカメラ固定器具をマイクスタンドにすることができますので、ホルダーとセットで持っていると、助けられると思います。
1/4inch(カメラ)ー3/8inch(AKG)の変換アダプター
マイク一体型レコーダーには、カメラ三脚に取り付けられるようカメラと同規格のネジ穴のついたものがあります。
マイクスタンドは誰も見て知っていると思うので、マイク保持用品として使ってきたもの、また使えそうなものをご紹介します。
K&M /258
先端は3/8inch(AKG規格)ネジ
クランプで挟めるものなら、棒状のものでも板状のものでも、何でもマイクスタンドの代わりにしてしまえます。ポールは伸縮可能で最長約1mになります。
カメラ関係の器具用で先端は1/4inchのネジになっています。
Amazonでは「ベストアングル! 11インチ フレキシブル マジックアーム+スーパークランプ」という名称になっているようです。
クランプで挟めるものなら、何でもマイクスタンドの代わりにしてしまえます。見たとおり自由なアングルに固定できます。
100円ショップのポケット三脚
そのままマイク内臓レコーダーのスタンドになり、変換ネジアダプターでマイクスタンドにもなり、100円ショップの各種ホルダー/クリップと組み合わせればスマホのスタンドにもなります。
このようなスマホのホルダーは、マイクロフォンやレコーダーもを挟むことができるかと思います。
スマホ用自撮り棒兼三脚
ちょっと危なっかしい気もしますが、楽器ケースやレッスンバッグの隙間にフィットしそうです。
GoPro用のいろいろなアタッチメントも、ちょっと工夫すれば使えるかと思います。
自作ですが、アルミ製の譜面台の先に3/8inchの長ネジを取り付けています。
マイク内臓レコーダーの多くはカメラ三脚へ取り付けられるネジ穴が付いています。 3/8inch(AKG)ネジのマイクスタンドに付けたい場合は AKG-カメラ の変換アダプターと、自由雲台を介して取り付けると快適です。